愛人契約の相場

愛人契約をしてくれる男性を愛人募集掲示板で探した結果学んだ事
「5万くらいでいいよ」
僕の愛人契約の申し出に彼女はそんな額を提示してきた。愛人契約の相場としてはかなり安いのではないか。
彼女とは何回か援助交際をしたのだが、相性も良くて、本当はセフレにしたかった。
ただ、金銭を伴わない関係をOKしてくれるとは到底思えず、僕は彼女を愛人にすることを考えたのだ。
ただし、愛人契約と言っても、どこかのIT企業の社長がマンションや車を買ってあげたりして囲うものとは違う。僕の生活レベルで結べる契約と言えば、好きな時にデートやセックスをしてくれる相手と言う程度のものである。
僕は月10万円くらいを想定していたので、5万円は格安だ。
「私だって申し訳ないけどいつでも応じられるわけじゃないし、5万くらいが妥当かなと思うんだけど」
相手側からそう言ってくれると助かる。さすがに10万になると僕も懐具合がきつい。
だけども、5万円程度の愛人契約って安っぽ過ぎないだろうか?そんな疑念があったものの、こうして僕は彼女と1年間の愛人契約を結んだ。
独り暮らしの僕の家に、彼女が定期的に通い妻をしてくれるのだ。
僕もあまり彼女を束縛はしたくなくて、週一くらいでいいよと言ったのだが、基本的に週二回は通ってくれていたと思う。
僕が帰ってくると当たり前のように料理を作って待ってくれていて、まるで仲の良い夫婦のように一緒にお風呂に入ってセックスをした。
そんな関係が1年間続いた。そして、愛人契約は終わった。僕としては、延長したかったのだが、僕個人の財政やいつまでも人間の自由を拘束してはいけないという妙な人間的道徳観が彼女を開放したのだ。
果たして、彼女は5万円という愛人契約の相場としては割安価格だったのは妥当だったのだろうか。最終日に一緒にお酒を飲みながら聞いてみた。
「ぶっちゃけ安いと思ったけどね。でも、私ってこれくらいの価値しかないから妥当だったんじゃないかな」
もし、もっとお金を積んで彼女を囲っていたらどうなっていたのだろう。
「私の価値を認めてくれたと思って、パパのこと好きになっていたかもね」
僕は、どうやら大魚を逃していたらしい。
セフレ探し
オフパコの意味